2018/08/14 14:22

現在、2回戦が開催されている第100回全国高校野球選手権記念大会にちなみ

今回は、比較されることが多い2つのシューメーカーについて取り上げてみたいと思います。

<エドワードグリーン>VS<ジョンロブ>です。

いずれも、最高峰の品質を誇るイギリスが出自のシューメーカーです。
※今回の記事では、<ジョンロブパリ>や<ジョンロブロンドン>ではなく、既製靴の<ジョンロブ>を取り上げています。

<エドワードグリーン>といえば
「出来うる限りの上質を求める」という哲学で快適な履き心地、優れた耐久性を備えた靴を作っています。

<ジョンロブ>というと
「キング・オブ・シューズ」と称され、エルメスグループ傘下らしい品質の高い革質・つくりの靴が特徴です。

<エドワードグリーン>を代表するモデルと言えば、こちら。

Uチップの「ドーバー|Dover」です。
つま先に施された「スキンステッチ」とモカ部分の「ライトアングルステッチ」が特徴。
これらは、かなり技術が必要で、<エドワードグリーン>でもできる人はわずかしかいないそう。
だから、この靴の生産は数が限られてしまっています。

そして、<ジョンロブ>を代表するモデルがこちら。

ダブルモンクストラップの「ウィリアム|William」です。
このモデルは、英国のウィンザー公が<ジョンロブ>にオーダーした靴が原型。
飛行士の靴からインスピレーションを受けて誕生したそう。

これらの写真を比べてみると、その違いというのが浮き彫りになってきます。

<エドワードグリーン>の靴は、伝統的で質実剛健さがあります。
それに対し、<ジョンロブ>の靴は、洗練・華やかさといった雰囲気があります。

それが、2つのブランドの大きな違いと考えると良いのかなーと思っています。

もちろん、<ジョンロブ>には<エルメス>傘下らしい革質の良さがあり、
それはどのシューメーカーにも追随できるものではありません。

なので、どちらの靴を購入するか迷ったら
つくりに関しては、どちらも間違いありませんので
演出したいイメージがどっちなのかで考えると良いと思います。

例えば、人から信頼を得ることが大切な銀行マンだったら。
華やかさよりも、安心感を与えてくれるクラシックな靴の方が良いですよね。

また、スラっとしたスーツで、バシっと決めたいならば
洗練された雰囲気の<ジョンロブ>の方がはまるかもしれません。

----パターンオーダーにも特徴が!

また、既製靴ではなくて、パターンオーダーをしたいということであれば
<ジョンロブ>の「バイリクエスト」期間のオーダーをおすすめします。

年に1度、パターンオーダーのアップチャージがかからない「バイリクエスト」というフェアが開催されています。

この期間にオーダーすると、通常3割程度かかるアップチャージがかかりません。
ただ、<ジョンロブ>のパターンオーダーは、選べる革やアウトソールなどのパターンに
制約があるので、自由に選べるというわけにいきません。

一方、<エドワードグリーン>のパターンオーダーは
アップチャージがかかるものの、オーダーの自由度はピカイチ。

本気で世界にひとつだけの靴をパターンオーダーで作りたいという場合は、<エドワードグリーン>のパターンオーダーがおすすめです。

この2つのブランドの靴であれば、
買って損したということは、ないはず。

大切に履けば、10年、20年と履けますので、なるべく早めに手に入れると、長く履けて良いですよ!!





  • Home
  • About
  • Blog